節操がないとはこの事だろう。大阪市、府選ではみんなの党以外は、挙って反橋下で戦った各政党の面々が民意は重いと、手のひら返しをして、上京した橋下に群がった。

 共産党だけは筋を通すと橋下には擦り寄らない。選挙戦ではみんなの党の渡辺代表が6回も応援に入り、他党とは一線を画した。

 橋下が目論んでいる都構想実現は法律改正という高いハードルが待ち受けている。これを実現するには与野党問わず賛意をえなければならない。

 海千山千の政治家相手に橋下はやはり役者が一枚上である。いまや橋下が率いる維新の会は大阪府下では圧倒的な強みがある。

 その維新の会の存在をチラつかせて、各政党との会談に臨んだ。もし賛意が得られなければ維新の会を次期衆議院選で出馬させるという。

 これは旨い戦法である。これで各政党を揺さぶれば、衆議院解散前に都構想の法案成立の可能性がある。