福島原発事故で野田首相がステップ2を急ぐあまり、唐突に冷温停止状態になったと事故収束宣言した。これに呼応するように内外のマスメディアが一斉に疑義を呈した。
野党も野田首相の終束宣言に対して異議を唱えて追及する構えである。学者や福島原発のメーカーであるGEの元技術者も冷温停止など気休めに過ぎなく、依然危険な状態である事を証言している。
細野原発担当相も記者の追及に何処の部分を冷却したのかは不明だが、原子炉内の温度が100度以下になったから終束宣言したと答えている。
この様な状況下でIAEA天野文弥事務局長だけは、冷温停止状態になった事を歓迎すると、野田首相を擁護したが、天野事務局長はもっと客観的に事態を把握しなければならない。
政府は此の先30年くらいで事故は解決する見通しを立てているが、とんでもない甘い考えである。実際は孫、ひ孫の代まで放射能汚染の被害はなくならない。
野田首相の気休め宣言は世界に大恥をかいてしまった。東電に対し業務上過失致死傷容疑の告発状が東京地検に出ている。
放射能被害の閉塞感が今後も続くから、事故の第一責任は明確にしなければならない。