12月4日、ロシア下院選が行われた。この選挙でプーチン首相率いる統一ロシアが大規模な選挙違反を行ったとロイタ―は報じている。

 不正防止の為に国際監視団がロシアに入っていたにも拘わらず、広大なロシアでは防止はできなかった。都会では統一ロシアは30〜40の得票率だったが、地方では統一ロシアは90%近くの得票を得て不自然な状況が明るみに出てきた。

 下院選は定数450で統一ロシアは238議席を得て過半数は確保したが現有勢力を大幅に減らした。又、メドべージェフ大統領の閣僚であるクドリン副首相兼財務相は、大統領と首相が入れ替わるのに反対した為に解任された。

 クドリンは経済政策の中核を担ったが、ロシア経済の牽引者がいなくなり痛手は大きい。又、来年3月に行われる大統領選もプーチンの強権政治が嫌われて安泰ではない。

 ロシア国民の反発は大統領と首相のたらい回しに反発している。先頃、スポーツイベントで2万に観客の前でプーチンが演説したら聴衆が引っ込めとやじったり、現体制反対のデモも起きている。

 ロシア国民もようやくプーチン体制に真っ向勝負に出てきた。