弱電メーカーの凋落は目を覆うばかりである。ここ数年どのメーカーもヒット商品がなく、液晶テレビからの撤退を表明したメ―カーもある。

 先月のラスベガスで行われた家電ショーで、サムスンの革新的な技術と斬新なデザインに圧倒的な人気を集め、日本の各メーカーのブースは閑古鳥が鳴いていた。

 その布石は1990年代に遡る、サムスンは日本の家電メーカー技術者の定年退職者を、大量にヘッドハンティングした。

 彼らは日本よりいいものを造る覚悟で渡韓して、もの造りに邁進してきた結果である。日本の電気メーカーは古い技術に胡坐をかいて、研究を怠っているのではないのか。

 特にソニーのテイタラクはどうしたことか、トリニトロンテレビで世界を席巻したのは遠い過去の話で、ここ10年近くは液昌パネルをサムスンから供給を受けていた。

 社長、会長を外国人に奪われたのが、業績低迷の始まりで、やっと日本人が社長に返り咲いたが、商品開発より会社建て直しから始めなければならない。

 パナソニックも松下電器とナショナルをパナソニックに統合してから、業績は悪化してとうとう7800億円もの大赤字を出したが社長は居座っている。

 今度は日本の電機メーカーも躍進するサムスンを、反面教師にした謙虚な姿勢を持たなければ、どんどん差は広がる。